【紅茶入門】紅茶の種類完全マップ【産地・特徴・茶葉を紹介】

2022年12月21日

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【紅茶入門】紅茶の種類完全マップ【産地・特徴・茶葉を紹介】

2022年12月21日

こんにちは、日本紅茶男子(@Men_Tea01)です。

今回は、紅茶の種類をかんたんにまとめてみました。

半分は自分用です(笑)

 

紅茶にはたくさんの種類があり、産地によっても違いがさまざま。

知られていない紅茶もあり、どうせなら特徴が一目でわかるようにしたいと思い、本記事を書きました。

 

本記事では、産地・特徴・紅茶についてご紹介します。

当サイトのロードマップ的な立ち位置にもなるので、ぜひ参考にしてください。

 

ポイント

これから紅茶を始める人。

紅茶の特徴を知りたい方向けの記事です。

 

詳細については、随時追加していきます。

また、まとめて欲しい紅茶などあれば、お気軽にコメントください。

 

 



 

 

インド

世界最大の紅茶生産国。

ダージリン、アッサムを始め、ニルギリやドアーズなど多くの人気紅茶を生産しています。

 

因みに、インドの紅茶は『チャイ』で飲まれるのが一般的。

しかも、日本のチャイと異なり、スパイスも砂糖もがっつり入れて飲みます。

 

北東部がメインの生産地ですが、南部では人気のニルギリを生産しています。

 

インドの紅茶事情についてはこちらをCheck!

 

ダージリン

世界三大紅茶の1つであり、日本でも非常になじみ深い紅茶がダージリンです。

その格別な香りから『紅茶のシャンパン』と呼ばれます。

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド北東部 マスカットフレーバーと爽やかな味わい 赤みがかったオレンジ色 ストレート

 

ダージリンは、インド北東部 東ヒマラヤ山麓に位置するダージリン地方にて栽培。

 

収穫時期により、大きく風味が異なる紅茶としても知られています。

ストレートで味わうのがおいしい紅茶です。

華やかな香りと、コクのある味わいは世界中で親しまれています。

 

 

 

アッサム

インドが紅茶大国になった立役者 アッサム。

世界中で親しまれている紅茶であり、健康志向の高い方にもおすすめです。

ポイント

アッサムは、タンニンの含有量が多く、美肌効果デトックス効果があります。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド北東部 力強く、コクのある味わい 赤褐色 ミルクティー

 

甘い香りとまろやかな渋み、力強いコクのある味わいが人気です。

ミルクティーで飲まれることが一般的ですが、上質なアッサムはストレートやアイスティーもおすすめ。

 

 

 

ニルギリ

ニルギリは、紅茶のブルーマウンテンとも称される香り豊かな紅茶です。

国内では、ダージリンやアッサムに比べ知名度こそ低いですが、世界的に人気があります。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド南部 クセがなく、飲みやすい味わい。華やかな香り 明るい紅色 ストレートやアイスなどさまざま。ブレンドにも。

 

同じニルギリであっても標高差が大きい為、味わいが茶園毎に異なります。

ニルギリは、スリランカに近いこともあり、スリランカ紅茶に似た味わいです。

 

スリランカ紅茶よりも酸味を感じない、口当たりのよい味わいが人気。

 

 

 

ドアーズ

日本では聞き馴染みがありませんが、ダージリンやアッサムにも劣らない魅力を持った紅茶がドアーズです

ドアーズは、インドで2番目の生産量を誇ります。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド北東部 渋みは控えめ。まろやかなコク 濃い赤みを帯びたオレンジ ミルクティー

 

ドアーズは、インド国内でも生産されるほとんどをブレンドとして利用されています。

日本国内では、専門店やECショップでしかほとんど見かけることがありません。

 

香りはダージリンよりも控えめ、コクはアッサムよりもマイルドと表現される紅茶です。

 

控えめでクセのない味わいながら、優しいコクを感じさせるため、ブレンドに重宝しています。

 

 

 

シッキム

年間生産量は約100トンと希少なシッキムは、そのほとんどをプライベートセールで取引されている「幻の紅茶」です。

紅茶愛好家以外では、名前すら聞いたことのない方がほとんどですが、オーガニックにもこだわった製法で作られているシッキムは根強い人気があります。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド北東部 シトラスを感じ、まろやかなで透明感のある風味 美しいレモン色 ストレート

 

産地が誓いこともあり、ダージリンと似た味わいと言われるシッキムですが、大きな違いは渋みです。

シッキムは、よりまろやかな味わいで、丸みを帯びた柔らかい渋みがあります。

 

シッキムはダージリン同様、季節によって風味が異なる紅茶です。

 

抽出時間の変化で大きく味わいが変わるのもシッキムの魅力の1つ。

風味の深さも愛好家に愛される理由です。

 

 

 

テライ

日本では聞き馴染みのないテライは、海外人気の高いインド紅茶です。

とくにドイツや東欧で高い人気があります。

残念ながら日本にはほとんど流通していません。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド北東部 マイルドなコク、ほのかな渋み 濃い赤色 ストレート

 

テライは、優しい口当たりで、ほのかな渋みを持っています。

主にブレンドに使われるように、強い味わいではありませんが、マイルドな風味は日常使いにぴったりです。

 

水色は濃くうつくしい赤色なので、ミルクティーにもおすすめ。

 

飲み機会があれば、しっかりと風味を楽しみたい紅茶の1つです。

 

 

 

カングラ

カングラは、インド最古の生産地の名前であり、その地で生産される紅茶です。

緑茶の生産地としても有名で、生産量も少なく、希少価値の高い紅茶として知られています。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
インド北部 繊細で渋い香り。力強い渋み 淡い黄色 ストレート

 

水色は淡い色合いですが、風味は力強くしっかりとした香りと渋みがあります。

ファーストフラッシュは、より若々しく、緑茶に似た渋みを感じる紅茶です。

 

希少価値の高い紅茶ですが、価格はダージリンよりも低い価格。

 

今後生産量が増加し、日本へ輸入されることが期待されています。

 

 

 

スリランカ(セイロン)

スリランカはかつての国名から、セイロンとも呼ばれ、スリランカで作られる紅茶はセイロンティーと世界中で愛されています。

紅茶の生産国として、そして紅茶を中心とした観光地としても人気の国です。

 

セイロンとは「獅子=ライオンの島」を意味します。

 

紅茶の生産量は世界第2位、輸出量は世界第1位を誇る紅茶大国です。

かつて紅茶王トーマス・リプトンにより世界中へスリランカ紅茶を広めたと言われています。

 

スリランカの紅茶事情についてはこちらをCheck!

 

 

ウバ

世界三大紅茶の1つ、ウバ。

メンソールのようなスーッとした香りと、バラ・スズランと称される甘みのある香りが特徴の紅茶です。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
スリランカ南東部 独特なバラやスズランのような香り。刺激的な渋み 赤みの強いオレンジ色 ストレート、ミルクティー

 

ゴールデンリングができることも有名なウバ。

上質なウバは、大変人気があり、貴重な紅茶です。

 

刺激的な渋みと深いコクの味わいは、ファンも多いですが、苦手という方も。

 

クオリティーシーズンのウバは、水色が透明度が高く、キラキラと輝くように見えます。

ゴールデンリングや水色のうつくしさから、見た目の評価も高い紅茶です。

 

 

 

ヌワラエリヤ

緑茶を感じさせる風味が人気のヌワラエリヤ。

セイロンを代表する人気の紅茶です。

ウバやディンブラとともに、3大ハイグロウンティーとしても有名。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
スリランカ中~南部 コクのある味わいと緑茶を思わせる渋み 淡いオレンジ色 ストレート、ミルクティー

 

セイロンのシャンパンと言われるほど、複雑で繊細な風味のヌワラエリヤ。

しっかりとしたコクと、若葉の渋みがキャラクターを引き立てています。

 

高級なイメージの紅茶なので、ギフトにもおすすめ。

 

淡いオレンジ色の水色は、白色のカップに注ぐとより輝いて見えます。

淡い色合いですが、風味が薄いわけではないのもポイント。

 

 

 

ディンブラ

クセがなく、日本人が思う紅茶に1番近い紅茶と言われる風味が特徴のディンブラ。

さまざまなブレンドにも使用され、最近では飲みやすい味わいから人気が高まっている紅茶です。

1年中おいしい紅茶としても有名。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
スリランカ中部 クセがなく、マイルドで適度なコクを持つ 赤みがかったオレンジ色 ストレート、アレンジティー

 

適度な渋みと、万人受けするコクと香りがポイント。

後味の爽快感やバランスのよい風味も人気です。

 

鮮度が落ちると、極端に味わいが落ちるのもディンブラの特徴

 

1年中生産され、いつでもおいしいディンブラですが、クオリティーシーズンは、バラのような香りを内包。

力強い香りとコクが合わさり、独特な魅力を持った風味が生まれます。

 

 

 

キャンディ

スリランカ紅茶のスタートに大きく関係しているキャンディ。

主にブレンドに使用され、世界中で愛される紅茶です。

紅茶らしい風味は、日本の紅茶好きの間でも人気を博しています。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
スリランカ中部 渋みが少なくまろやかな味わい 澄んだオレンジ色 ストレート、アイスティー

 

香りや渋みが控えめなキャンディは、優しい味わいが人気です。

しっかりとしたコクやまろやかな風味で、肉料理やデザートのお供にも。

 

タンニンの含有量が少ないので、まろやかな風味になります。

 

おだやかな気候で生産されるキャンディは、1年中同じ品質の茶葉が生産されます。

生産量も安定しており、いつでもおいしい紅茶が手に入れられるのは嬉しいポイント。

 

 

 

ルフナ

ミルクティーで親しまれるルフナ。

中国や中東で高い人気を誇る紅茶です。

ルフナを飲むと、ハマるほどの魅力があるとも。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
スリランカ南部 渋みが少なくまろやかな味わい 澄んだオレンジ色 ストレート、アイスティー

 

ルフナは1年を通し、安定して生産されています。

生産量も多く、主に中東や中国へ輸出。

1年中、変わらないおいしさを楽しめるのもルフナの魅力です。

 

セイロンティーの中でも、際立ったキャラクターを持っています。

 

ルフナのスモーキーフレーバーは、大地の香りと称されるほど。

重厚なコクと重みのあるボディですが、渋みは少なく、すっきりとした後味が爽快さを感じさせます。

際立った特徴から、ミルクとの相性も抜群で、ミルクティーとしても親しまれる紅茶です。

 

 

中国

中国は紅茶の発祥の地です。

世界3大紅茶の1つキーモンに代表される、世界的な紅茶を排出。

お茶の生産量も世界1位ですが、紅茶に関しては、生産量・消費量ともに減少傾向にあります。

 

キーモン

キーモンは、ヨーロッパで親しまれる中国原産の紅茶です。

日本でも通な紅茶好きの間で人気があります。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
中国西部 独特なスモーキーフレーバー、蘭のような甘い香り 透明感のあるオレンジ色 ストレート、ミルクティー

 

キーモンの香りは、独特なスモーキーフレーバーです。

上質なキーモンは、さらに蘭やバニラを思わせる甘さを内包しています。

 

カフェインの含有量が少なく、夕方飲む紅茶としても人気。

 

ヨーロッパでは甘みのある上質なキーモンが人気ですが、残念ながら日本にはあまり流通していません。

日本のキーモンは中品質のものがおおく、スモーキーフレーバーの強い紅茶といったイメージが一般的です。

 

 

 

ラプサンスーチョン

ラプサンスーチョンは、元祖の紅茶とも呼ばれる中国原産の紅茶です。

生産されるラプサンスーチョンのほとんどは、イギリスに出荷されています。

世界で最初に作られた紅茶としても知られており、一部の愛好家には熱狂的なファンもいるのだとか。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
中国南東部 力強いスモーキーフレーバー、あっさりとした口当たり 濃い赤色 ストレート、ミルクティー

 

ラプサンスーチョンは、17世紀ごろには薬として利用されていました。

古くからイギリスで愛され、イギリス王室に献上されるほどの人気があります。

 

力強い香りは、まるで正露丸を思わせるほど。

 

独特な香りに反して、驚くほどさっぱりとして飲みやすい味わいです。

ゆったりと夜に楽しむ紅茶としても親しまれています。

 

 

 

ケニア

ケニアでは20世紀に入り紅茶の生産が始まりました。

スリランカに迫り、世界第3位の生産量を誇ります。

紅茶生産に適した気候や、豊富な労働力、イギリス資本で作られた近代的な設備によって、急速に紅茶大国の仲間入りをしている国です。

 

ケニア紅茶

ケニア紅茶はほとんどがCTC製法により生産されます。

ポイント

Crush(つぶす)・Tear(引き裂く)・Curl(丸める)の略。

機械を使用し、茶葉を細かくして数ミリ単位で丸める製法のこと。

 

素早く、大量生産ができるCTC製法は、ケニア紅茶の生産性を大きく高めました。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
- まろやかなコク、フレッシュな香り 赤みのつよい褐色 ストレート、ミルクティー

 

ケニア紅茶は、渋みやえぐみをあまり感じず、クセのないマイルドな味わいです。

香りはフレッシュですが、優しい甘みとすっきりした後味が人気です。

 

大量生産により、比較的安価で購入できるのもポイント。

 

ケニア紅茶は、年間を通じて質の高い紅茶が生産されています。

クセのない風味は、さまざまな飲み方にあった味わいです。

 

 

 

インドネシア

かつてインド・スリランカと並ぶ紅茶大国であったインドネシアですが、第二次世界大戦により多くの茶園が荒廃。

近年は、を中心に生産が戻り、世界第4位の生産量・輸出量を誇ります。

日本でもジャワティーは商品名として有名ですよね。

 

 

インドネシア紅茶

インドネシア紅茶は、主にジャワティーとスマトラティーがあります。

ジャワティーは、渋みがなくすっきりとした味わい。スマトラティーは、コクや口当たりの重さがあります。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
ジャワ島・スマトラ島 マイルドな味わい、若くさわやかな香り 赤褐色 ストレート、フルーツティー

 

基本的にセイロンティーに近い風味と言われますが、より渋みが抑えられ、優しいコクがあります。

 

凍らせたフルーツを入れて飲む、フルーツティーとも相性ぴったりです。

 

優しい味わいで、マイルドな口当たりですが、コクが弱いと言われることも。

そのため、ブレンドに使われることも多い紅茶です。

 

 

 

日本

日本のお茶といえば、緑茶を想像しますが、日本の紅茶も世界的に有名だとご存じですか?

2022年にはイギリスの評議会THE LEAFIES 2022で世界一の最高賞を受賞して話題になりました。

日本の四季豊かな風土で栽培された和紅茶は、全体的に繊細で渋みが少なく、まろやかな味わいになります。

 

 

和紅茶

コク深い和紅茶などもありますが、海外の紅茶に比べると、控えめな印象の紅茶が多いです。

 

栽培地 風味 水色 おすすめの飲み方
静岡・鹿児島・宮崎など まろやか、繊細で渋みが少ない 明るいオレンジ色 ストレート

 

和紅茶は、品種によって特徴が異なります。

代表的なべにふうきは、柔らかい渋み、深みのある旨味、コクを感じられます。

 

マイルドな味わいなので、アイスティーにもおすすめ。

 

多くの和紅茶が有機JASマークの認定を受けています。

世界的なオーガニックフードの流れに、高品質で安心安全の和紅茶はマッチ。

 

 

 

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