【セイロン】ローグロウン紅茶ルフナの魅力【個性たっぷりの大人な味わい】

2022年3月17日

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【セイロン】ローグロウン紅茶ルフナの魅力【個性たっぷりの大人な味わい】

2022年3月17日

セイロンティー「ルフナ」を皆さんはご存じでしょうか。

ミルクティーで親しまれ、魅力ある紅茶ですが、日本での知名度はあまり高くありません。

私も紅茶を飲み始めるまで、名前を知りませんでした。

 

知名度は高くありませんが、一度ハマると病みつきになる美味しさです。

 

生産地が低いローグロウン(低地産)ティーであり、1年中楽しめる魅力があります。

スリランカ紅茶にしては珍しく、生産地が名前になっていない紅茶でもあります。

 

ルフナは中国や中東で高い人気を誇ります。

クオリティーシーズンのルフナは高値で取引されています。

 

今回は、ルフナの特徴や美味しい飲み方をご紹介します。

 

>>美味しい飲み方を知りたいかたはこちら

 

流し読みされる方は、最初のまとめだけを読めばざっくりと理解頂けると思います。

この記事のまとめ

  • スモーキーの香りとコクのある味わいをもつ格別の茶葉
  • 紀元前に栄えたルフナ王国が由来とも
  • 1年中生産されるが、クオリティーピークは2月~4月
  • ローグロウン(低地産)で作られる

 

 

ルフナの特徴

ルフナの産地

ルフナはスリランカの南、中央山脈南部で作られる紅茶です。

サバラガムワ州で作られますが、多くはルフナ地方と呼ばれます。

 

ルフナはローグロウンティーです。

スリランカの中でも最も標高の低い、600m以下の産地で作られます。

 

スリランカ最大の生産地であり、約60%の紅茶がルフナで作られます。

ルフナはスリランカ5大紅茶産地の一つに数えられています。

 

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また、近年ではルフナの生産地を2つに分けている場合もあります。

  • 南半分…ルフナ
  • 北半分…サバラガムワ

紅茶需要の拡大を受け、生産地を広げていることから、別紅茶として流通させています。

 

ルフナの由来

珍しいことですが、ルフナは産地から取った名前ではありません。

ではどこから来たのでしょうか。

 

名前の由来は諸説ありますが、特に有力な2つをご紹介します。

 
ルフナ王国

紀元前に築かれていたルフナ王国が由来だと言われています。

かつてスリランカは3つの王国が存在し、ルフナ王国はその一つでした。

 

南を表すルフナから

ルフナは現地の言葉で、「南」を表します。

文字通り、スリランカの南を意味し、中央山脈より南から東にかけた地域をルフナ地方と呼びます。

そのため、ルフナ地方で作られた紅茶をルフナと呼ぶようになったのかもしれません。

 

1年間生産できる

ルフナ地方は標高が低く、高温多湿です。

日当たりもよく、長い時間、太陽の日差しが降り注ぎます。

そのため、茶葉の育成が早く、茶葉が大きくなります。

 

また、ルフナは1年を通じて栽培されています。

 

これらの気候条件により、ルフナは高い生産量誇ります。

中東や中国での人気が高く、多く出荷されています。

 

ポイント

1年中収穫・出荷されているので、いつでもルフナを楽しめるのは大きな魅力。

 

ルフナの風味と水色、クオリティーシーズン

ルフナの風味

重厚なコクがありつつも、渋みは少なく飲みやすい。

すっきりとした後味なので、食事と一緒でも飲みやすい特徴があります。

 

癖がなく飲みやすいとされるスリランカ紅茶の中で、際立ったキャラクターを持ちます。

 

しっかりした味わいでありながら、マイルドな口当たりが「一度飲むとハマる」と言われる所以。

 

また、独特なスモーキーの香りは大地の香りとも称されるほど。

さらに、高品質なものは黒蜜の甘い香りを内包します。

 

ポイント

中国紅茶のキーモンも同様な香りを持ちますが、更に野性味溢れる香りの印象です。

 

ルフナの水色

水色は深みのある赤茶色。

若干黒みがかった色をしています。

 

濃い水色をしていますが、強い発酵の証。

発酵により深いコクが生まれます。

 

濃い水色はミルクティーにしても美しさを保ちます。

 

クオリティーシーズン

1年中生産可能なルフナですが、クオリティーピークは2~4月。

収穫は約20日周期で、年15回程度収穫が行われます。

 

ポイント

クオリティーピークの茶葉は、高値で取引されることもあり、中々手に入りません。

 

美味しい飲み方

ミルクティー

ルフナの定番でもあるミルクティー。

重厚なコクはミルクに負けず、相性抜群

 

味わいはもちろんのこと、水色の美しさも人気の理由です。

多少手間がかかりますが、ロイヤルミルクティーにしても味わいを楽しめます。

 

マサラチャイ

スモーキーな香りはスパイスとも相性がよく、チャイで飲むのもおすすめ。

中東では、特にチャイを作る際にルフナが好まれるそうです。

 

ルフナを使うことでパンチの効いた味わいになるチャイは、自宅でも作れるため、一度試してみてほしい一品。

お好みのスパイスとミルクで煮込んだチャイは、絶品です。

 

ストレート

渋みがなく、すっきりとした味わいのルフナはストレートでも美味しいです。

サラッとした後味は、男性におすすめ

 

また、同じくミルクティーに相性の良いアッサムと違い、ルフナはアイスティーでも美味しく頂けます。

というより、私はルフナはアイスティーで飲む方が好きです!

 

クリアの味わいとスモーキな香りはついがぶがぶと飲んでしまうほど。

 

モルドワイン

イギリスでは、冬になるとパブや屋台で売られるモルドワイン。

日本ではあまり聞き馴染みがありませんが、ハーブやスパイスを入れ煮た甘く温かいワインはイギリスの冬の風物詩の一つ

 

ルフナティーで割ると紅茶の味わいとモルドワインの甘みやスパイスが絶妙にマッチします。

 

ご自宅で作るのが難しいという人は、モルドワインキットなども出ていますので是非ご覧ください。

 

ポイント

勿論アルコールですので、未成年の方はご注意ください。

未成年の方や、アルコールが苦手な方はワインの代わりにぶどうジュースでも同じように作れます。

 

知る人ぞ知るルフナ

ローグロウンティーとしての個性を持つルフナ。

ミルクティーでもストレートでも格別な魅力を持っています。

日本ではあまり聞きなじみがありませんが、是非一度ためしてみてはいかがでしょうか。

 

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