緑茶を思わせる渋みや花のような香りを持つヌワラエリヤ。
スリランカを代表する紅茶の1つで、希少で高級な紅茶として人気があります。
ポイント
高級なイメージからギフトとしても選びやすいヌワラエリヤ。
口にする機会も少ない為、贈り物としても大変喜ばれるのでおすすめです。
ハイグロウンティーとしても有名で、ウバやディンブラと共に3大ハイグロウンティーと呼ばれます。
3大ハイグロウンティーといえば、
- ウバ(Uva)・・・世界3大紅茶。メンソールのような香りと甘みのある香りが人気
- ディンブラ(Dimbula)・・・癖がなく、最も紅茶らしい紅茶と言われる。
- ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)・・・緑茶を思わせる味わい。デリケートな味わいもGOOD!
ヌワラエリヤの風味は、日本人の私たちにもよく合います。
今回は、ヌワラエリヤの特徴や美味しい飲み方についてご紹介します。
流し読みされる方は、最初のまとめだけを読めばざっくりと理解頂けると思います。
この記事のまとめ
- 3大ハイグロウンティーと呼ばれる
- 産地のヌワラエリヤは、リトル・イングランドと呼ばれる観光地
- 緑茶に似た渋みとデリケートな味わいが有名
- セイロンのシャンパンと呼ばれ、人気がある
- クオリティーピークは1~3月
Page Contents
ヌワラエリヤの特徴
ヌワラエリヤの産地
スリランカ中部~南部に位置し、標高1,600m~2,000mの産地をヌワラエリヤ産地と呼びます。
スリランカの最も高い産地であり、朝晩はダウンがアウターを着ないといけないくらいの寒さになります。
一方、昼間は20℃~25℃と高め。
昼間と朝晩の寒暖差により、ヌワラエリヤ特有の味わいが生まれます。
また、産地としてのヌワラエリヤは、リゾート地、観光地として有名で、素敵なリゾートホテルがいくつもあります。
ポイント
19世紀後半にイギリス人によってリゾート地として開発されました。
そのため、イギリス様式のホテルや建築が多く、「リトル・イングランド」と呼ばれ人気を博します。
ヌワラエリヤのイメージ
ヌワラエリヤと言えば、高級な茶葉というイメージです。
ヌワラエリヤの茶園は10もなく、生産が少ない希少な茶葉。
生産量の多いディンブラなどに比べると、手に入りずらい事情もあり、高級品というイメージが強いのかもしれません。
ヌワラエリヤの風味と水色、クオリティーシーズン
ヌワラエリヤの風味
しっかりとしたコクのある味わいと、緑茶を思わせる渋み。
ほのかに感じる甘みもヌワラエリヤの美味しさです。
複雑で繊細な風味は、セイロンのシャンパンと言われるほど。
緑茶を思わせる若葉の風味と渋み、しっかりとしたコクにデリケートな味わいが人気です。
高級品でありながら、ぐいぐいと飲みたくなる魅力を持っています。
ヌワラエリヤの風味
綺麗な色合いが人気のヌワラエリヤ。
淡いオレンジの水色は、シャンパンを思わせる色合いです。
淡いオレンジ色は、透明なカップでも映えますが、個人的には白色カップで飲むのが好み。
輝く水色がより際立ちます。
他のスリランカ紅茶に比べ、淡い色合いがヌワラエリヤの特徴です。
ポイント
淡い色合いは発酵が浅い為。
淡い色合い=味わいが薄いというわけではありません。
クオリティーシーズン
クオリティーピークは1~3月。
これはウバやディンブラ同様、モンスーンによる影響です。
ポイント
スリランカ中央山脈の反対側に吹くモンスーンにより、1~3月には乾燥した季節が続くため、上質な茶葉が生産される。
ハイグロウンティーは華やかな香りになると言われますが、クオリティーピークのヌワラエリヤは若々しい爽やかな香りが特徴。
より繊細で魅力ある香りになります。
一方で、ヌワラエリヤは1年を通して美味しく飲める紅茶でもあります。
多くの商品は、いつ購入しても高品質なヌワラエリヤを飲めるようにブレンドしています。
ヌワラエリヤの美味しい飲み方
ストレート
香りと渋みを堪能するために、まずはストレートがおすすめ。
特にクオリティーピークのヌワラエリヤは、ストレートで飲みましょう。
是非、キレの良い味わいを楽しんでください。
ミルクティー
色合いから、ミルクティーすると薄くなるのでは、と考える人もいますが、しっかりとした風味はミルクに負けません。
香りがミルクとマッチして、他の紅茶では味わえない爽やかな香りを持ったミルクティーが出来上がります。
茶葉は多め、蒸し時間を長めにしてミルクティーで味わいましょう。
渋みを少し和らげたい方にはおすすめ。
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爽やかな緑茶のような紅茶ヌワラエリヤ
今回はスリランカ紅茶の一つ、ヌワラエリヤについてご紹介致しました。
高級品ながら、ぐいぐいと飲みたくなるヌワラエリヤ。
興味をもっていただけた方は、是非一度お試しください。