最近、暑い日が多くなってきましたね。
暑い日には、冷たいアイスティーをぐっと味わいたくなりませんか。
コンビニなどでも午後の紅茶を始めとするアイスティーが販売されていますが、自宅でも自作のアイスティーを美味しく頂けます。
アイスティーと一口に言っても、茶葉によって味わいも異なりますし、レモンなどのアレンジも楽しめます。是非、自分のお好みのアイスティーを見つけてみてはいかがでしょうか。
今回は、美味しくアイスティーを頂ける、アイスティーにおすすめの茶葉をご紹介します!
ポイント
紅茶の茶葉には、向き不向きはありますが、ホット専用、アイス専用という区別はありません。まずはお手元の茶葉から始めてみるのをおすすめします。
流し読みされる方は、最初のまとめだけを読めばざっくりと理解頂けると思います。
この記事のまとめ
- アイスティーには味わいの濃い茶葉がおすすめ
- ホット用、アイス用と分かれているわけではないので、自宅にある茶葉を活用できる
- 濁りの原因であるクリームダウンに注意
- アイスティーを作りには、こだわりのオンザロック方式とお手軽な水出し方式がある
- 初めての方は、まずはアッサムかルフナがおすすめ
Page Contents
美味しいアイスティーを入れるために
アイスティー専用の茶葉というものはありませんが、アイスティーへ向き不向きはあります。
ホットとの大きな違いは、香りが抑制されることです。
アイスティーでは香りが空間一杯に広がるということはありません。そのため、より味そのものが重要となります。
舌で感じる紅茶の風味、後味として感じる渋み。
喉ごしの爽快感がアイスティーの美味しさを決めるポイント。
特に、渋みはアイスティーの美味しさの決め手です。
強すぎれば飲みづらくなりますが、少ないと紅茶の味わいを感じられないバランスの悪い紅茶になります。
ポイント
たまに渋みを出すために、とにかく濃く紅茶を入れる人がいますが、これはNG!
単純に茶葉の量を多くしたり、抽出時間は倍にしたからといって渋みが増えるわけではありません。むしろ、えぐみや雑味が出てしまい、美味しさを損なう原因となります。
クリームダウンにご注意
アイスティーには一つ、天敵ともいえる存在があります。
それがクリームダウンと呼ばれる現象。
紅茶に含まれるタンニンが引き起こす、冷めた紅茶が白っぽく濁る現象です。
タンニンの温度が低下すると、白濁し、せっかくの綺麗な水色を損ないます。
味には影響はないのですが、クリームダウンした紅茶は想像以上に残念な見た目になるので、美味しく頂くには避けたいところ。
クリームダウンを避けるため、まずはタンニンの含有量が少ない紅茶を選ぶことがおすすめです!
ポイント
タンニンを多く含む紅茶がアイスティーに必ず向いていないというわけではありません。ですが、クリームダウンさせずにアイスティーにするのが難しいのも事実。
やはり、はじめのうちは含有量の少ない紅茶から!
おすすめの条件
アイスティーにあう茶葉には、いくつかの条件があります。今回おすすめする茶葉以外でも、相性の良い茶葉を見つける際の参考にしてください。
- 適度な渋みがあり、バランスの良い紅茶であること
- タンニンの少ない、クリームダウンしにくい茶葉であること
- 質が良くて、新鮮な茶葉をえらぶこと
アイスティーの作り方
アイスティーを作るには、大きく分けて2つの方法があります。
一つはオンザロック方式。
紅茶の味やコク、渋みをしっかりと感じさせる本格的なアイスティーを飲みたい人はこちらを。
茶葉の魅力を最大限に引き立てることがでますが、若干手間がかかりるのが難点です。
ポイント
市販のロックアイスを使うとより美味しくいただけます。氷が解けづらく、味わいを長く保ちます。また、透明感のある大き目な氷は、美しい見た目を生み出します。
もう一つは水出し方式。
ボトルにティーバッグいれて水を注ぎ、冷蔵庫で数時間冷やすだけで完成です。
そのお手軽さから最近人気が上昇しており、様々なブランドからおしゃれな水出しボトルが販売されています。
オンザロック方式に比べると、コクや渋みが抑えられますが、渋みが苦手な人にはむしろおすすめ!
水出し方式で作ったアイスティーには、氷は入れずに味わいましょう。氷を入れると薄くなりすぎて残念な味わいに。
アイスティーを美味しく作る方法を知りたい方はCheck!
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おすすめ茶葉4選
アイスティーにおすすめの茶葉をご紹介します。
バランスの取れた茶葉や、一風変わった茶葉など様々な種類を選んでみました。
今回紹介する茶葉は、どれも相性抜群の茶葉ですので、是非、自分が好きな茶葉を探してみてください!
ティンブラ
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ディンブラ Dimbula
日本人にも大人気のセイロンティー。 その中でも、特にクセがない味わいが人気を博しているのがティンブラです。 日本人が思う紅茶に1番近い味わいと言われる紅茶。 紅茶好きでなけ ...
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ホットでもその癖のない味わいから人気のディンブラ。
アイスティーでも紅茶らしい味わいは健在です。
爽快感があり、しっかりとした風味と渋みは最もバランスのよいアイスティーを生み出します。
タンニンの含有量が少ない為、クリームダウンを避け、簡単に美しいアイスティーに仕上げることができるのもPOINT!
ニルギリ
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ニルギリ Nilgiri
皆さんはインド紅茶といえばどのような茶葉を想像しますか。 多くの方がダージリンやアッサムを思い浮かべると思いますが、それらに並ぶインドの銘柄として人気なのがニルギリです。 ダージリンやア ...
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インド紅茶で人気のニルギリ。
ディンブラと近い特徴を持っており、癖のないすっきりとした味わいが人気です。
クリームダウンしにくい点も嬉しいですね。
味わいが近いディンブラに比べ、香りがより特徴的なので、アイスティーでも香りを楽しみたいという場合には、ニルギリがおすすめです。
レモンや果実などを加えて、アレンジアイスティーにしても美味しいのですよ!
キーモン
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キーモン Keemun
世界三大紅茶キームン。 ウバやダージリンに比べると、聞きなじみがない方も多いでしょう。 生産時期は6月~9月と短く、ごくわずかだけ作られる希少な茶葉です。 ヨーロッパで親し ...
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中国原産の世界3大紅茶キーモン。
紹介した2つと違い、コクが深く力強い味わいと、バラのような香りを持った茶葉です。
香りが抑えられるアイスティーであっても、キーモンはその特徴をしっかりと主張してくれます。タンニンの含有量が少ないのもGOOD!
茶葉が高級志向のため、私はオンザロック方式で飲むことが多いです。
アールグレイ
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アールグレイ Earl Grey【最も知られるフレーバーティー】
ほとんどの方が耳にしたことのある「アールグレイ」。 日本でも大人気のアールグレイは、ペットボトルやティーバッグなどの商品名でも広く使われ、目にする機会が多いです。 ですが、アールグレイは ...
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アイスティーで香りを最大限に楽しむならアールグレイがベストです。
後味に鼻に抜ける香りは、アイスティーならでは。
ホットのアールグレイは苦手!という方でも、アイスティーにすると美味しく頂けるという方もいらっしゃいます。
特に、アールグレイには様々な種類の紅茶がありますので、是非、自分のお気に入りの一杯を探してみてください。
ポイント
アールグレイはベルガモットの香りのついた紅茶ですが、同様にフレーバーティーもアイスティーにはむいています。特に人気のアップルやストロベリーの香りはアイスティーでも美味しいです。
ただし、長時間作り置くと、香りが飛ぶのでオンザロック方式がおすすめ。
一風変わったおすすめの茶葉
ここから紹介する茶葉は、おすすめですが、ちょっと注意が必要な茶葉です。
一歩間違えると、風味を壊してしまう場合もありますが、アイスティーに慣れてきたら是非挑戦してほしいので、ご紹介します。
ウバ
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ウバ Uva
世界三大紅茶の一つ、ウバ。 すっきりとした香りとコクのある風味が好きだという方も多いです。 一方で、ダージリンのように意識しなくても一度は飲んだことがあるという紅茶と違い、馴染みのない方 ...
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ウバはアイスティーにするのはおすすめしないと言われる茶葉です。
確かに、独特な爽快感のある香りは、ホットで頂くのが間違いありません。
ですが、水出し方式でつくったウバのアイスティーはおすすめです!
水出し方式でつくることで、甘みがより引き立ち、爽やかな香りとともに味わうことができます。
ダージリンファーストフラッシュ
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ダージリン Darjeeling
恐らく最も聞きなじみのある茶葉といえば、ダージリンではないでしょうか。 世界三大紅茶の一つとして数えられ、その格別な香りから『紅茶のシャンパン』と呼ばれます。 一口にダージリンと言っても ...
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ウバと同様、香りに特徴のあるダージリン。
いくつか種類のあるダージリンですが、アイスティーにするのであれば、ダージリンファーストフラッシュが適しています。
爽やかな味わいと、青々とした香りはアイスティーにしてもしっかりとダージリンを感じさせてくれます。
ただし、クリームダウンしやすく、爽快感のある香りが飛んでしまう水出し方式は適していません。
高級な茶葉ですので、オンザロック方式でしっかりと作ってあげましょう。
アイスティーは奥が深い
今回はアイスティーにあう茶葉をご紹介しました。
こちらはあくまで私の個人的な意見も含まれるので、今回ご紹介した茶葉以外にもアイスティーにあう茶葉は沢山あります。
最近では、自宅での紅茶消費も多くなり、様々なメーカーがお手軽にアイスティーを作れるボトルを販売しています。
お手軽に作れるようになっていますので、是非、挑戦してみてください。