こんにちは、日本紅茶男子(@Men_Tea01)です。
皆さんは、紅茶の消費量が世界一なのはトルコだとご存じでしょうか?
独特な紅茶文化で注目を集めるトルコにとって、紅茶はなくてはならない存在。
日本であまりなじみのない紅茶ですが、欧米では健康志向の紅茶として人気があります。
今回は、トルコの紅茶事情や、トルコ紅茶の特徴、作り方、飲み方をご紹介。
トルコ人は一日に何度も飲むほど、トルコ紅茶は魅力高い紅茶です。
ぜひ最後までご覧ください。
時間がない方は、まとめでざっくり理解しちゃいましょう!
この記事のまとめ
- トルコ紅茶はトルコ国内ではチャイと呼ばれる
- トルコ紅茶は、味が濃く深い味わい
- トルコ国内では砂糖をたっぷり入れて味わう
- トルコ紅茶にはミルクは入れない
- チャイダンルックと使って作ろう
Page Contents
トルコ紅茶とは?
トルコ紅茶は、トルコ国内ではチャイと呼ばれています。
私たちがチャイと聞くと、甘くてスパイスの効いたインドのミルクティーを想像しますが、トルコのチャイは別物。
本記事では、トルコ紅茶と名称しますが、トルコ紅茶にはスパイスやミルクは入りません。
トルコ紅茶は細長い耐熱式グラスに注いで味わうのが一般的。
トルコ紅茶は、紅茶葉を煮出して、飲むときにお湯で薄めます。
味が濃く、渋みや深いコクが特徴。
多くのトルコ人は、砂糖をたっぷり入れて飲むみます。
最近は健康志向のため、砂糖なしで飲む人も。
角砂糖を口に含んでから、トルコ紅茶を飲むなんて楽しみ方もあるそうです。
トルコの紅茶事情
トルコ最大の都市イスタンブールでは、東洋と西洋の交差点と称されるように、ヨーロッパとアジアの文化が混ざり合っています。
インドを経由して、ヨーロッパで栄えた紅茶文化が、トルコで花開いたのも必然だったのかもしれません。
トルコの年間消費量は、世界一。
1人当たりの消費量は約3kgにも及びます。
ちなみに日本人の平均消費量は約1kg。
トルコでは、紅茶を一日に何杯も飲みます。
砂糖をたくさん入れて楽しむので、カフェイン中毒や当分の過剰摂取が懸念されてしまうなんてケースも。
生産量も世界有数
トルコは消費だけでなく、生産量でも世界有数の紅茶の産地。
生産されるほとんどは、トルコ北部にあるリゼという地域で生産されています。
リゼは黒海に面して、冬は暖かく、夏は涼しい地域。
1年を通じて一定の雨量があるので、紅茶の栽培に非常に適しています。
ミルクティーは飲まないのがトルコ流?
トルコでは、紅茶にミルクを入れる文化はありません。
カフェでもミルクつけてくれるお店はまずないです。
ポイント
レモンも付きませんが、ビタミンCを取り高いからといった理由を説明すれば、レモンを添えてくれるお店はあるそうです。
トルコ紅茶の歴史
トルコ紅茶の始まりは、オスマン帝国時代からと言われていますが、民間に浸透し始めたのは1970年ごろです。
ヨーロッパとアジアの中間に位置するトルコは、交易が盛んで、各国から紅茶の苗を入手しやすい環境でした。
本格的な紅茶の栽培が始まったのは1950年ごろ。
紅茶の栽培が始まる前は、コーヒーが主な飲料として親しまれていました。
トルココーヒーも有名ですよね。
第一次世界大戦で領土を失ったトルコは経済が低迷し、コーヒーよりも紅茶の方が低コストで生産できる点に着目します。
ポイント
トルコ共和国初代大統領「ケマル・アタチュルク」が紅茶に目を付けたと言われています。
自国で栽培を行う以前は、インド経由で輸入された安価なインド紅茶が浸透していました。
国民にも手が出しやすい価格であった点も、トルコ国民に紅茶が広まった理由の1つです。
トルコ紅茶は飲みやすい
トルコ紅茶の最大の特徴は、飲みやすい味わいです。
あっさりとした味わいの中に、茶葉本来の香りが楽しめます。
オーガニックな茶葉を使用しているメーカーも多く、低カフェインなので、欧米では健康志向な方に人気です。
日さしても濁らず、美しい水色を楽しめるのもポイント。
一日に何杯も飲む紅茶だからこそ、飽きのこない飲みやすい味わいなのですね。
トルコ紅茶はウサギの血?
トルコ紅茶はよくウサギの血に例えられます。
トルコ紅茶の鮮やかな赤い水色を、「TAVŞAN KANI(タヴシャン・カヌ)=ウサギの血」に例えて称賛しているためです。
私たちの感覚では、なかなかウサギの血をイメージしづらいですが、トルコの独創的な感性を感じますね。
トルコ紅茶の作り方
トルコ紅茶は、ミルクを入れず、砂糖をたっぷりと入れて楽しむのが一般的です。
ここからは、独創的なトルコ紅茶の作る方をご紹介します。
チャイダンルックを使った作り方
トルコ紅茶は、2段式のヤカン(チャイダンルック)を使って淹れます。
日本では馴染みのないチャイダンルックですが、トルコでは一般家庭にもある当たり前のヤカンです。
チャイダンルックは、美しい模様やシンプルなステンレス製のものまでさまざま。
街のショップやバザールでも販売しているので、お土産にも人気があります。
ポイント
日本では、ECショップやメルカリなどのサイトから購入するのがおすすめ。
トルコ紅茶の作り方
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1ポット上段に茶葉を入れる
下段に入れないように注意。
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2ポット下段にお湯を入れて沸かす。
お湯を沸かした蒸気で、上段の茶葉を蒸らします。
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3茶葉が十分に蒸れたら、上段にお湯を入れてさらに数十分抽出する。
茶葉をしっかりと蒸らし、抽出するのが大切です。
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4抽出できたら、トルコ紅茶専用のグラスに紅茶を注ぎ、下段のお湯で薄めて調整します。
上段の紅茶は非常に濃い味わいなので、薄めながら自分好みの味わいに調節しましょう。
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5お好みで砂糖を加えて、完成です。
トルコ紅茶のおいしい飲み方
トルコ紅茶を楽しむなら、本格的な茶器をそろえるのがスタートです。
チャイダンルックや専用のグラスを用意すると、本場のトルコ紅茶を楽しめます。
一般的なグラスと異なり、細長い耐熱式のグラスを使用。
透明感のあるグラスなら、鮮やかな水色がより際立ちます。
滑らかな曲線のデザインは、お土産としても人気が高いので、インテリアとしてもおすすめです。
基本的には砂糖を入れる
トルコ国内でも、若者を中心に砂糖を入れずに飲む人も増えているそうですが、一般的には砂糖を入れて飲むのがトルコ流です。
カフェでは、ソーサーに角砂糖が2個ほど乗せられてでてくる光景がよく見られます。
まずはたっぷり砂糖を入れた、トルコスタイルで味わってみてはいかかでしょうか。
熱々の紅茶を飲む
トルコ紅茶は、熱々にしていただくのが一般的。
トルコ国内では、ヤケドに注意する必要があるほど、熱々で出されるのだとか。
グラスのフチをつまむように持って、ゆっくりと味わって飲みましょう。
スパイスを加えてもGOOD
本場トルコではあまりやりませんが、アクセントを加えたい方はスパイスもおすすめです。
「シナモン」「カルダモン」「クローブ」「ジンジャー」など、ダイレクトにスパイスの風味を楽しめるので、ぜひ試してみてください。
トルコ紅茶はしっかりした渋みを感じるので、スパイスを加えよりパンチのある味わいが楽しめます。
独創的なトルコ紅茶をぜひ楽しんで
今回は、トルコ紅茶の特徴や作り方、おいしい飲み方をご紹介しました。
トルコ紅茶は、ほかの紅茶にはない独創的な魅力をもった紅茶です。
味わいはもちろん、専用のグラスや茶器などオリジナリティを楽しめます。
健康志向な紅茶でもあるので、ぜひご自宅でも楽しんでみてはいかがでしょうか。
ただし、砂糖の淹れすぎには注意してくださいね!
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