こんにちは、日本紅茶男子(@Men_Tea01)です。
皆さんは、ロシアンティーをご存じですか?
ロシアの伝統的な紅茶の飲み方ですが、意外と間違って知られていることも。
実は本場のロシアンティーと日本のロシアンティーは大きく違いがあります。
なんとなくジャムを入れて飲む紅茶と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、おいしいロシアンティーの作り方や、おすすめのジャムについてご紹介します。
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ロシアの伝統!ロシアンティーとは?
ロシアンティーは、ロシア圏で伝わる伝統的な紅茶の飲み方です。
ティースプーンにジャムを取り、口に含んでから紅茶を飲みます。
変わった飲み方ですが、ロシアならでは事情があります。
日本ではジャムを溶かした紅茶をロシアンティーと勘違いされていますよね。
本来は口の中にジャムを含み、紅茶で溶かしながら、味わいを楽しむ飲み方です。
ロシアではジャムが常備!?
寒さが厳しいロシアでは、家庭でジャムが常備されています。
また、かつては砂糖が貴重品であり、手に入りにくいといった事情もありました。
砂糖の代わりにジャムをなめて紅茶を飲みだしたのが、ロシアンティーのはじまりだと言われています。
おいしいロシアンティーの作り方
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1ティーポットで紅茶を淹れる
かなり濃い目にするのがポイントです。
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2ティーカップの半分まで紅茶を注ぎ、そこへ沸かしたてのお湯を入れる。
お湯の量で、紅茶の濃さを調節しましょう。
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3濃さが調節出来たら、ジャムをティースプーンで取り、口に含む。
ジャムは、果肉の大き目なものが合います。
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4紅茶を飲みながら、口の中でジャムと紅茶が溶けあうのを楽しみましょう。
ちなみに、ロシアではお湯を注ぐのに、サモワールと呼ばれる大型湯沸かし器具を使います。
画像のように、うつくしいデザインで、私も欲しくなりました。
最近ではティールームや地方の家庭で見られる程度で、イギリス風のポット式も一般的になっています。
ロシア全土の風習ではない?
ロシアンティーというものの、実はロシア全土の風習ではありません。
私もすべての事情を知っているわけではありませんが、モスクワやウラジーミル州の喫茶店ではロシアンティーが出てきます。
一方、サンクトペテルブルクでは、ジャムを添える習慣すらないそうです。
ポイント
ちなみに、ロシアンティーといった呼称は、ほかの国から見た呼び名です。ロシアでロシアンティーを頼んでも通じないので注意しましょう。
お茶請けと同じように、ジャムを楽しむと考えると私たちにはわかりやすいですね。
ジャムも果肉がゴロゴロ入っているタイプが主流で、食べ応えも十分なのだとか。
紅茶は身体を温める方法
寒さの厳しいロシアでは、古くから身体を温める方法として紅茶が重宝していました。
そのため、ジャムにウォッカやブランデーを入れる習慣もあります。
ウォッカやブランデーを入れると、より風味がよくなり、身体を温める効果が高くなります。
ロシアでは、ティータイムでさえもウォッカ入りのジャムを使うそうです。
私はアルコールが苦手なので、残念ながら試したことはありせんが、本当に風味がよくなるのでぜひ試してみてください。
ロシアンティーにおすすめのジャム5選
ロシアンティーを楽しむなら、紅茶にあうジャムが欠かせません。
紅茶とともに、複数の種類のジャムを用意して、味比べするのもおすすめです。
ここからは、紅茶と相性抜群のジャムを5つご紹介します。
ベリー系のジャム
ロシアンティーなら、ベリー系の甘酸っぱいジャムがおすすめ。
最もポピュラーなのはイチゴジャムですが、ブルーベリージャムもおいしいですよ。
紅茶はストレートでもミルクティーでも相性抜群、フルーティーで甘さと酸味を楽しめます。
オレンジマーマレードジャム
柑橘系のマーマレードジャムも風味がよく合います。
とくに、柑橘系の香りを楽しめるアールグレイは、マーマレードジャムと相性抜群。
華やかで豊かな香りとさっぱりとした味わいを楽しんでください。
マンゴージャム
マンゴーの濃厚な甘みとフルーティーな香りは、紅茶にもピッタリです。
ゴロっと果肉が大きいタイプのジャムはとくにおいしく味わえますよ。
マンゴーの風味をしっかりと楽しむなら、紅茶はキャンディやディンブラがおすすめ。
ローズジャム
優雅で魅惑的な香りを持つローズジャムは、私の一押しのジャムです。
華やかな香りは、紅茶んはもちろん、ヨーグルトやパンにもあいますよ。
ティータイムをワンランク上の時間にしてみませんか?
はちみつ
紅茶×はちみつは、最近のはやりですが、偶にはロシアンティースタイルで味わってみませんか?
はちみつは、すっきりとした紅茶やコクのある紅茶などさまざまな紅茶と相性抜群。
ストレートやミルクティーで、楽しんでください。
ロシアンティーにおすすめの茶葉
ここまで紅茶にあうジャムをご紹介しました。
ここからはロシアンティーで飲むのにおすすめの茶葉をご紹介します。
アッサム
アッサムの濃厚なコクと深い味わいは、ジャムとお互いに引き立てあうのでおすすめです。
もちろん、ミルクティーで味わいのもGOOD。
個人的には、ベリー系のジャムとアッサムの組み合わせが好みです。
ディンブラ
ジャムの風味をしっかりと味わうなら、ディンブラがよく合います。
クセのない味わいは、ジャムの風味を損なわず、優しいロシアンティーを楽しめますよ。
適度な渋みがジャムと合うので、ぜひお試しください。
ニルギリ
華やかな香りのニルギリは、ローズジャムやオレンジマーマレードジャムと相性抜群。
渋みを少なくスッキリとした味わいなので、濃い目のジャムがよく合います。
豊かな香りをしっかりと楽しみましょう。
ロシアンティーで華やかな時間を
今回は、ロシアンティーについてご紹介しました。
日本では勘違いされやすいロシアンティーですが、ジャムを入れる飲み方は、ウクライナやポーランドで行われているそうです。
今回はご紹介したジャムや紅茶は、ロシアンティーで頂くと本当においしいので、ぜひお試しください。
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