インド紅茶ではダージリンやアッサムが圧倒的に有名ですが、他にも優れた紅茶があるのをご存じですか。
それがドアーズ。
日本では聞きなじみのないでしょうが、ダージリンやアッサムにも劣らない魅力を持った紅茶です。
インド紅茶として有名なダージリンをcheck!
残念ながら日本の紅茶市場にはあまり出回ることのない茶葉ですが、だからこそしっかりと魅力を知り、手に入ることがあれば逃さずゲットしたいですね!
今回は、知られざるインドの銘茶ドアーズについて解説致します。
流し読みされる方は、最初のまとめだけを読めばざっくりと理解頂けると思います。
この記事のまとめ
- ダージリンとアッサムの中間と表現されるドアーズ
- そのほとんどがブレンドに使用され、日本で手に入るのは稀
- 味と香りは控えめ
- あっさりとしていてマイルドなコク。フレーバーティーのブレンドにも
- クオリティシーズンは年2回。春と秋
Page Contents
ドアーズの特徴
インドの北東、ヒマラヤの裾に位置するドアーズ地方。海抜30~300mの丘陵地帯に約150を超える茶園が広がり、この茶園で栽培・生産される紅茶をドアーズと呼びます。
ドアーズ地方は年間降水量が多く、長いモンスーンと冬の冷え込みにより、早朝には霧が発生しています。
生産量は約8万5千トンと、アッサムについでインド生産量2位。ちなみにアッサムは約27万トンです。
ですが残念ながらドアーズは、インド国内でのブレンド用、フレーバーティー用紅茶と消費されるため、日本市場へ出回ることは稀です。
ポイント
インド人でもドアーズという名称を意識せずに飲むことがほとんどなんだとか。
日本で買えるドアーズは希少ですから、機会があれば逃さないようにしたいですね!
ドアーズの風味と水色、クオリティーシーズン
ドアーズの風味と水色は
水色は濃い赤みを帯びたオレンジ。
濃い色合いとは裏腹に、味わいは全体的に控えめ。
渋みや苦みは抑えめで、まろやかなコク、あっさりとした口当たりが特徴です。
「香りはダージリンよりも控えめ。コクはアッサムよりもマイルド」と表現されるように両者の中間のようなイメージの紅茶。
地理的にも、ダージリン地方とアッサム地方の中間に位置する為、味わいも中間になったと考えるのは安易でしょうか。
控えめで癖のない味わいながら、優しいコクを感じさせるため、ブレンドに重宝しているのでしょうね。
ポイント
ドアーズの殆どがCTC製法で作られるため、水色が濃い商品が多いです。
香りが控えめなドアーズですが、秋摘みの茶葉は「ローズオータムナル」と呼ばれ、バラのような香りを持っており、ストレートで味わうならこの時期のものを飲んでみたいですね。
クオリティーシーズン
クオリティーシーズンは年2回。春と秋。
ダージリンやアッサムも同様ですが、収穫時期は3月~11月で、基本的に冬には収穫されません。
若々しい香りの春摘みも人気ですが、一番人気は秋摘み(セカンドフラッシュ)のドアーズ。
ローズフレーバーを纏ったセカンドフラッシュは、ドアーズの魅力を更に引き立たせ、香りと共に程よいコクを楽しめます。
美味しい飲み方
ミルクティー&チャイ
水色が濃いドアーズはミルクティーがおすすめ!また、インドでは基本的に紅茶はチャイで飲まれています。
まろやかなコクとミルクの相性は抜群で、優しい味わいのミルクティーができます。
砂糖を加えて甘めにすると、よりドアーズの美味しさが引き立ちますね。
ストレート
癖のない味わいはストレートでも美味しいですよ。
特にセカンドフラッシュは香りを楽しむため、是非ストレートで味わってみてください。
商品によっては爽やかさが強かったり、スモーキーフレーバーを感じたりと同じドアーズでも違いがあります。
まずはストレートで味わい、自分のお好みの飲み方を探してみましょう。
日本ではなかなかお目にかかれないドアーズの魅力
今回はインド紅茶の一つドアーズについて解説致しました。
ダージリンやアッサムが非常に特徴的な紅茶であるのに対し、ドアーズはバランスのとれた飲みやすい紅茶という点が特徴になっています。
残念ながら日本ではなかなか手に入りませんが、一部は通販などでも購入できますので、是非興味がある方は味わってみてください!
甘い口当たりで、ストレートで味わうのがおすすめのドアーズ。
スモーキフレーバーも感じ、ミルクティーにしても美味しい!
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