美味しいアイスティーの作り方~あなたは本格派?お手軽派?~

2022年5月13日

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美味しいアイスティーの作り方~あなたは本格派?お手軽派?~

2022年5月13日

だんだんと夏が近づいてきましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。

私は寒い日よりは夏日の方が好きですが、紅茶事情は異なります。

 

流石に、真夏にホットティーをがぶがぶと・・・とはいかず、冷えたアイスティーを飲みたくなりますよね。

しかし、ホットに比べ、ハードルが高いと思われがちなアイスティー。

 

「ホットティーは自分で作るけど、アイスティーはコンビニのペットボトルで・・・」と言い切っていたのは、私の友人。実際、そういった方も多いのではないでしょうか。

 

最近では、各メーカーがお手軽つくれるアイスティーボトルを販売していますが、やはり難しいイメージがありますよね。

ですが、淹れ方を知ってしまえば、簡単に美味しいアイスティーが自宅で楽しめます。

 

今回は、美味しいアイスティーの作り方、2種類をご紹介します!

 

流し読みされる方は、最初のまとめだけを読めばざっくりと理解頂けると思います。

この記事のまとめ

  • アイスティーにはオンザロック方式水出し方式がある。
  • 味わいをトコトン楽しみたい方はオンザロック方式。
  • お手軽さが大事という方、紅茶の渋みが苦手という方は水出し方式。

自宅で美味しいアイスティー

アイスティーって難しい?

アイスティーは外出して飲むか、ペットボトルで飲む。そういう方は多いですが、自宅でお気に入りのアイスティーが飲めたら最高ですよね。

自身で作る最大のメリットは、好きな時に飲みたい種類の紅茶を飲めること。

アイスティーと一口に言っても、茶葉によって味わいが異なるのが紅茶の面白いところです。

 

アイスティー向けの茶葉を知りたい方はCheck!

 

アイスティーを作るのは手間がかかる。

これはある意味正しくて、味にこだわる本格派ほど手間がかかります。

 

でも、お手軽につくることもできます。

いずれにしても、いくつかのポイントを知っているだけで、美味しいアイスティーが完成します。

 

アイスティーを作る方法

アイスティーをつくる方法はいくつかありますが、特に使用されることの多い、2種類の方法についてご紹介します。

方式 手間 味わい
オンザロック方式 紅茶本来の味わい。本格的なアイスティーを楽しみたい方向け。茶葉のポテンシャルを最大限に引き出せる。
水出し方式 優しい味わい。特に渋みがかなり抑えられるため、渋みが苦手な方にもおすすめ。茶葉によっては薄くなりすぎる場合も。
オンザロック方式

氷を入れたグラスに、熱く濃い紅茶を入れ一気冷やす方式。急速に冷やされることで、香りや風味を閉じ込めます。

紅茶本来の味わいにこだわるならこちらの方法。

私は、高級な茶葉を使用する場合には、こちらの方式を使うことが多いです。

水出し方式

1L程度のボトルやジャグに茶葉、ティーバッグを入れて水を注ぐ。

ボトルを冷蔵庫にて数時間冷やせば完成です。圧倒的に簡単にできる上に、渋みを抑えた飲みやすい紅茶の仕上がりになります。

 

最近では水出し方式のお手軽さに注目が集まっており、おしゃれで簡単に水出し紅茶が作れるボトルが沢山出ています。

私もfrancfrancのボトルを愛用しています。

 

アイスティーの作り方

本格アイスティーをオンザロック方式で

本格アイスティーを作るなら、オンザロック方式で作ります。

 

1⃣新鮮な水を強火で沸かします。
2⃣湯気が出始めたら、ディーポットを温める。この時、ティーポット全体を温めましょう。
3⃣茶葉の量を決めます。

 

紅茶の種類によって、茶葉の量も異なります。基本的に、1Lのアイスティーを作るなら、茶葉は8~10gが目安です。

何度か試して、茶葉にあった分量を見つけましょう。

 

ポイント

茶葉の種類だけでなく、茶葉の形状でも違いが生まれます。リーフタイプならば、抽出時間を少し長めにして優しい味わいに。ブロークンタイプならば、きりっとした味わいになります。

 

4⃣ティーポットのお湯を捨て、茶葉をいれて熱湯を注ぎます。

ホットで淹れるときの半分の量の熱湯を注ぎます。

 

5⃣2分~3分程度蒸らします。

抽出時間は、ホットと同じ時間で大丈夫です。茶葉ごとに異なるので、パッケージなどに書かれている抽出時間を確認してください。

 

6⃣ティーポットから茶葉をこし、別の容器に移します。

こしながら直接氷の容器に移す方もいますが、できれば一度別の容器に移しましょう。

 

7⃣氷をたっぷりと入れたグラス(容器)に、紅茶を注ぎ、マドラーなどで素早くかき混ぜます。

氷の量がポイントです。氷はしっかりと量を用意します。できれば紅茶と同じ分量、または、グラス一杯に氷を入れておきます。失敗する一番の原因は、氷が少ない為。

 

ポイント

氷は市販のロックアイスがおすすめです。色も透き通った市販の氷は、完成したアイスティーの見た目で違いがでます。

 

8⃣容器に入れている場合には、氷を入れたグラスに注いで完成です。

毎日お手軽に楽しむアイスティーを水出し方式で

お手軽に、ごくごくと紅茶を楽しむなら水出し方式。

タンニンとカフェインが抽出されにくく、渋みの少ない飲みやすいアイスティーでできます。

 

1⃣ボトルやジャグに水1Lとティーバッグor茶葉を入れます。

ティーバッグの量は、1Lに対して、4~6個がおすすめ。自身のお好みで調節してください。

 

2⃣冷蔵庫に入れて数時間~一晩待ちます。
3⃣グラスに注げば、アイスティーの完成です。

水出し方式の場合、グラスに氷を入れるのは御法度です。

見た目は美しいのですが、氷が解けるにつれて味が薄くなり、残念な出来になります。

 

ティーバッグや茶葉はホット用で問題ありません。

が、最近では水出し用のティーバッグなども充実しており、フルーツティーなどの種類も豊富です。

簡単に作れる水出し方式だからこそ、様々なティーバッグを使用して、お好みのアイスティーを発見したいですね!

アイスティーの天敵「クリームダウン」

美しい見た目が台無しに

紅茶にこだわるほど、オンザロック方式でアイスティーを作るようになるかと思います。

ですが、1点気を付けてほしいポイントがあります。

 

いざ自身でアイスティーを作ると、白く濁り、「こんなはずでは・・・」という見た目になってしまう場合が。

これはクリームダウンと呼ばれる、冷えた紅茶が白濁する現象です。

 

紅茶に含まれるカフェインとタンニンの複合体は、冷えると白く濁る性質を持ちます。

せっかく手間をかけて作ったアイスティー。どうせなら美しい見た目にしたいですよね。

 

美しい見た目のアイスティーを作るために、ポイントは2つあります。

●タンニンの含有量が少ない茶葉を選ぶ

最も簡単な方法は、タンニンの含有量が少ない茶葉を選ぶことです。まったく同じ方法で作成しても、クリームダウンするかしないかは茶葉によって大きく異なります。

慣れないうちは、ディンブラやニルギリなどの茶葉から始めてみましょう。

 

アイスティーにおすすめの茶葉はこちら

 

●紅茶を氷で冷やすのでなく、自然冷却する

オンザロック方式7⃣「氷をたっぷりと入れた容器・・・」を、そのまま放置して自然に冷えるまで待ちましょう。

人肌くらいに冷えたのち、氷一杯を入れたグラスに紅茶を注ぎます。

 

この方法であれば、クリームダウンしやすいウバなどの茶葉であっても、美しいアイスティーを作ることができます。

 

ポイント

自然冷却したのち、冷蔵庫に入れないように注意してください。冷蔵庫で冷やされてしまうと、結局クリームダウンが起こるため、常温で保管し、できるかぎり早めに飲むようにしましょう。

 

●水出し方式で作る

どうしてもクリームダウンしてしまうけれども、手元にある茶葉を使い切ってしまいたい!という場合には、最終手段「水出し方式でつくる」ことをおすすめします。

タンニンやカフェインが抽出されない水出し方式であれば、美しい見た目のアイスティーができますので、いっそ割り切ってしまうことも大事です。

 

夏場には自宅でアイスティーを楽しもう

アイスティーは、実はアメリカが始まりだとされており、その歴史もまだ100年程度だそうです。

ホットに比べ、難しいイメージのあるアイスティーですが、ポイントさえ押さえてしまえば自宅で楽しくアイスティーを作ることができます。

是非、皆さんのご紅茶ライフへ参考になれば嬉しいです。

 

 



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